今年度試験を受験予定の2名の方にご参加頂き、一泊二日の合宿ツアーを兵庫県加西市で催行しました。
地域限定旅行業者である播州ゲートウェイ(代表:内橋伸介)による旅行業実務セミナーと株式会社ケイズブレイン(代表取締役:小笹誠司)による試験対策集中講座を融合させた、「旅しながら旅の業(わざ)を学ぶ」新しい形の合宿ツアーで、参加者の皆様から「参加して良かった」と感謝のお言葉を頂きました。
お二人とも9月末の試験合格に向けて弾みがついたようです。
合格までしっかり伴走させて頂きます!
ここでは、合宿ツアー開催レポートとして、1日目の様子を前編としてお届けします。
1日目スタート 姫路駅前に集合、出発

ダブル台風と梅雨前線の余波が心配されましたが、当日朝の姫路は晴れ。
交通機関が乱れたことから、予定出発時刻をやや過ぎましたが、無事に全員揃って貸切ジャンボタクシー(株式会社神姫タクシー姫路)へ乗り込み、出発できました。

オンラインではスタッフも含め全員で事前に顔を合わせていたものの、リアルで会うのはこれが初めて。
オンラインだとゆっくり話せなかった趣味や仕事の話で盛り上がりました。
そして、判った共通点は、みんな旅が好きで行動派!
あっという間に最初の目的地、アスティアかさいの研修室へ到着です。

研修室の窓からは北条鉄道の北条町駅が見えました
◆学びポイント:
一、悪天候時の対応(催行判断、キャンセルポリシー、お客様対応)<実務>
一、スタッフ、お客様のグループLINEによるタイムリーな情報発信<実務>
一、最初の移動時間での雰囲気づくり<実務>
試験対策集中講座1コマ目

研修室へ到着後、少し休憩を取っていよいよ講座のスタートです。
株式会社ケイズブレインの富田講師から、2日間のカリキュラムについて説明頂き、最初のパートであるモデル宿泊約款と貸切バス約款の講義が始まりました。
私自身も富田講師の講義を生で聴くのは初めてでしたが、とても丁寧でわかりやすいと感じました。
2日間でトータル約8時間の「集中講座」ですので、対面で学ぶ効果が高く、”即効性”の高い分野を厳選し、そこを徹底的に学ぶカリキュラムが設計されています。
さすがは旅行業務取扱管理者試験対策のプロ!圧巻です。

富田講師のわかりやすい図解で理解度アップ
1コマ目を終え、初めての講義で頭が満たされたところで、次はお腹を満たしに♪ランチへ移動です。
◆学びポイント:
一、国内旅行実務(モデル宿泊約款、貸切バス約款)<試験対策>
一、到着が遅れた時間分の調整<実務>
地元で愛されるお店で美味しいボリュームたっぷりランチ

アスティアかさい(地域交流センター)からすぐのお店「428(よつば)」へ歩いて移動しました。
ここは人気のお店で、予約していないと入るのが難しいです。
この日も満席で賑わっていました。
私たち一行も美味しく頂き全員大満足で、「ツアーの食事って大事ですよね」という意見で一致しました。

地元でも大人気「428」のランチ
◆学びポイント:
一、ランチのお店のチョイス(味と雰囲気が旅の満足度につながる)<実務>
一、ランチメニューの価格の平坦さ(旅行代金込みの場合、どれを選んでも不公平感が無きように)<実務>
一、移動に向けて配車(時間ロスが無いよう、事前に店前まで送迎依頼)<実務>
実践ツアー/加西市北条町の魅力スポット巡り

ランチでお腹と心が満たされた次は、加西市北条町の魅力的なオススメスポットを巡る実践ツアーへ出発です。
この実践ツアーの目的は大きく二つあります。
・旅行者として純粋に楽しむ
・将来の実務者として、地域人材との連携や企画・準備などの舞台裏を垣間見る
最初の訪問先は老舗ちょうちん店「高部ちょうちん店」です。
「高部ちょうちん店」は4代続く老舗で、材料である竹の伐採から完成まで一気通貫でちょうちんを制作する、今では貴重な職人さんの工房です。
そんな「高部ちょうちん店」は、私が加西でローカルツアーを開催する際によく訪問させて頂いており、お客様が本物のちょうちん作りに触れて頂ける貴重な場所となっています。

お店兼工房には所狭しと提灯が
ちょうちんを作るための治具が手に入らなくなっているなどの課題もあり、このような素晴らしい工芸を次世代に残していくために私達にできることは何かを、考えさせられます。
参加者の皆さんも、高部さんのお話を真剣に聴いていらっしゃいました。
「高部ちょうちん店」を後にして一行はジャンボタクシーに乗り込み、次に向かったのは酒見寺。
酒見寺は天平17年(745年)に行基が建立したと伝えられており、加西へ来たら一度は訪れてほしい立派なお寺です。
静けさが荘厳な雰囲気を醸し出しており、境内に居るだけで有難い気持ちになります。

酒見寺の立派な仁王門
そんな酒見寺については、専門家の方にガイドをお願いしました。
「加西市歴史街道ボランティアガイド」のベテランの方です。
以前のツアーでもお願いしたことがあるのですが、幼い頃の思い出話なども交えながら、地元の方にしか語れない面白いお話を心地よいテンポで聴かせてくれます。

ガイドさんからの多宝塔のお話を熱心に聴く一行
次は酒見寺から歩いてすぐの羅漢寺へ。
加西市の中でも特に有名な観光スポットで、地元の人達から永く愛され続けている五百羅漢があります。
五百羅漢は石で彫られた石像で、誰が何のために作ったのか、はっきりわかっていません。
そういった神秘的なところももちろん魅力ですが、「長石」と「高室石」という加工しやすい石が採れる加西が、古代から石の街として栄えてきた歴史を語る上でも、五百羅漢は象徴的な存在なのです。
地域のモノづくりをツアーのストーリーに織り込む際に、こういった古刹スポットはカギとなります。

雨上がりで苔に生える五百羅漢
こうして約1時間半のレクリエーションと学習を兼ねた実践ツアーを終えました。
◆学びポイント:
一、地元の専門家とのコラボレーション(餅は餅屋)でツアーの深みを出す<実務>
試験対策集中講座2コマ目

さて、実務ツアーで学びリフレッシュした後は、研修室へ戻って2コマ目の講座です。
午前に続き、フェリー標準運送約款、貸切バス/フェリーの料金・運賃、JR規則までです。
富田講師より、バス、フェリー、JR、それぞれの共通点と相違点について、俯瞰的に教えて頂き演習問題に挑戦して確認することで、頭が整理され知識が定着しやすい講座となりました。

質問に丁寧に答える富田講師
ちなみに、将来の実務とつなげる学びのため、今回の合宿ツアー前から私の頭を悩ませた台風によるキャンセル規約が実際にどのように適用される予定であったかを、ホテルとタクシー会社のそれぞれについてご紹介しました。
開催前まで台風が憎くて仕方がありませんでしたが、台風が来ていなければこんな話はできなかったと思います。
◆学びポイント:
一、国内旅行実務(フェリー標準運送約款、貸切バス/フェリー料金・運賃、JR規約)<試験対策>
一、キャンセル規程は台風時でも適用されるのか?<実務>
疲れを癒す懇親会で超濃密な情報交換

約3時間の講座を終えた後は、ホテル(ホテルルートイン加西北条の宿)でのチェックインを終え、待ちに待った懇親会へ!
懇親会からは株式会社ケイズブレインの代表取締役・小笹講師にも合流頂きました。
懇親会は、私が加西でイベントやツアー開催する時はもちろん、プライベートでもお世話になっている「九番」にて開催。
「九番」はランチ営業もされていて、夜は居酒屋なのですが定食メニューがあって幹事には有難いお店です。
お味はもちろん最高です♪

幾つかある定食メニューから私は焼きサバ定食をチョイス
懇親会と言っても、私は単に飲んではしゃいで終わる会にはしたくありませんでした。
株式会社ケイズブレインの講師陣にも参加頂いた理由はそこにあります。
試験対策のコツはもちろん講義でもお伝え頂いているのですが、そこでは伝えきれないようなノウハウも惜しみなく、楽しく会話をしながら共有頂くことができました。
小笹講師も富田講師もさすがは専門講師です。
長年にわたって研究、蓄積されてきた旅行業務取扱管理者試験に関する知識には本当に脱帽です。
あっという間の2時間が過ぎ、1日目は解散となりました。
◆学びポイント:
一、懇親会にも学びの要素を入れる<実務>
一、地域限定旅行業務取扱管理者試験の心得とノウハウ<試験対策>
続きは【後編】をお楽しみに!
参加者の声

播州ゲートウェイさんのHPに記載の通り、納得のいく行程が学べて、同じ意識を持った人との横の繋がりが出来たことや、漠然だった試験対策や合格後のビジョンをかなり描けるようになりました。 実務面では、なかなか聞けないお話が聞けたので凄く参考になりました。参加して良かったと心から思いました。ありがとうございました。まだ、勉強法に不安はありますが、全力で打ち込むようにします。

(準備中)