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地域限定旅行業は「免罪符」ではない

このブログの執筆者:播州ゲートウェイ(兵庫県知事登録旅行業 第地域-888号)代表・内橋

まず、僕がなぜこのようなブログを書くのかと言うと、自分自身への戒めでもあり、これから地域限定旅行業者を目指す人、すでに地域限定旅行業者として活動されている方々にも心に留めて頂きたいからです。

僕がこれまで地域限定旅行業界隈で知り合った人たちの多くに共通していることがあります。

ひとつは、地域への想いが強く、旅行業を地域の魅力発信の手段としている(あるいはしようとしている)こと、
これは100%の皆さんがそうだと言っても過言ではありません。

もうひとつは、旅行業の経験が全くないこと、
これは90%程の皆さんが当てはまります。

この事実から、想像できると思いますが、「旅行業の資格があるから地域でツアーをやりたい」ではなく、「地域でツアーをやりたいから旅行業の資格が必要」という人の方が、地域限定旅行業には圧倒的に多いのです。

「旅行業の経験が無い」又は「ほとんど無い」といことが、どういうことを意味するのかと言うと、ツアーの企画や地域のガイドはできても、「旅行業法、旅行業約款に関わる実務の経験が無い又はそれに限りなく近い」ということです。

どんな資格にも言えることですが、「試験に合格した」=「実務がこなせる」ではありません。
私自身、実際に実務に向き合ってみて、「試験で勉強したアレってどれ?」、「コレができていなかった…」、「ソレ、大丈夫なの?」という事が多々ありました。

旅行会社に務めていれば当たり前のように行うであろう、お客様との契約や、貸切車両・宿泊施設の手配、悪天候時の対応・・・、だれも教えてくれません。
上司も先輩もいません。
でも、これら全て、旅行業法、旅行業約款に定められている超重要かつ当たり前にできなくてはならない実務なわけです。
旅行業者として責任をもって臨まなくてはいけない実務です。

もともと、地域限定旅行業は、観光で地域創生を担う地域の団体や個人が旅行業へ参入しやすくなるようにと、必要な基準資産、営業保証金、試験のハードルが下げられた形で2013年に創設されました。
しかし、地域活性化のための「免罪符」では決してありません。

繰り返しになりますが、地域限定旅行業者には「旅行業」の未経験者が多い。
私もそうでした。
だから、苦労します。
苦労してでも遵守しなくてはならないことがあります。
でも、その苦労は少しの苦労です。
ちょっと学べば分かります。
少しずつですが、地域限定旅行業者のネットワークが広がれば、助け合えるようになります。
私はそんな仲間をどんどん増やしたいと思って活動しています。

この地域の魅力を多くの人達に伝えたい!
そのために地域限定旅行業の資格を取りたい!

これ、本当に素晴らしい志です。
日本の宝だと思います。

だからこそ、「旅行業」の泥臭い実務にもきちんと向き合ってほしいと思うし、
万が一の事で、その素晴らしい地域事業を潰してほしくないのです。
偉そうに書いている僕自身もまだまだ勉強中だと思っています。
できているつもりが、できていないこともあるかもしれません。

地域限定旅行業の業界が、仲間が、もっと盛り上がるように、一緒に高め合っていきませんか。